【初心者向け】光ファイバーとは?仕組みや特徴をわかりやすく解説
現代のインターネットを支える主役である「光ファイバー」。名前は聞いたことがあっても、なぜ「光」で情報を送れるのか、不思議に思ったことはありませんか?
この記事では、光ファイバーの基本的な仕組みと、なぜこれほどまでに広く使われているのかを解説します。
1. 光ファイバーとは?
光ファイバーは、非常に透明度の高いガラスやプラスチックで作られた、髪の毛ほどの細い糸のことです。
この細い糸の中に、電気の代わりに「光」を閉じ込めて走らせることで、デジタルデータをやり取りします。光の速度(秒速約30万km)を活用するため、大量のデータを一瞬で遠くまで運ぶことができます。
2. 断面はどうなっている?(2層構造)
光ファイバーをバームクーヘンのように輪切りにすると、2つの層でできていることがわかります。
・コア(中心部)
光が実際に通る道です。
・クラッド(外側)
コアを包み込む「壁」のような役割をします。
この「コア」と「クラッド」という2つの層が、光を外に逃がさないための重要な鍵を握っています。
3. 光が漏れない魔法:全反射
光ファイバーの最大の秘密は、光を鏡のように跳ね返して閉じ込める「全反射」という仕組みにあります。
・仕組みのポイント
コア(中心)の素材は、クラッド(外側)の素材よりも光を曲げる力(屈折率)が強くなるように作られています。
・どう動く?
光がコアの中を斜めに進んでクラッドにぶつかると、光は外に突き抜けずに、内側へ100%跳ね返ります。これが全反射です。
この反射を何度も繰り返すことで、光はファイバーの形に合わせて曲がりながら、出口まで突き進んでいきます。
4. 光ファイバーの主な種類
使い道によって、大きく分けて2つのタイプがあります。
・シングルモードファイバー(SM)
コアが非常に細く、光が1本の線のようにまっすぐ進みます。信号の崩れが少ないため、数キロ〜数百キロといった長距離通信(都市間や海底ケーブルなど)に使われます。
・マルチモードファイバー(MM)
コアが比較的太く、光がさまざまな角度で反射しながら進みます。扱いやすいため、ビルの中やデータセンターなどの短距離通信に使われます。
5. 光ファイバーが優れている3つの理由
なぜ電気を送るメタル線(銅線)ではなく、光ファイバーが使われるのでしょうか?
・1. 圧倒的なスピード
光を使うことで、動画や大容量ファイルを一瞬で送ることができます。
・2. 遠くまで信号が届く
電気信号に比べて、光は距離が長くなっても弱まりにくいため、中継地点を少なくできます。
・3. ノイズに強い
光ファイバーはガラスでできているため、周囲の電化製品や雷などの「電気的なノイズ」の影響を全く受けません。これにより、安定した通信が可能です。
まとめ
光ファイバーは、2層の構造と「全反射」の仕組みを利用して、光を遠くまで運ぶ高度な技術の結晶です。
・コアとクラッドの2層構造
・全反射で光を閉じ込める
・ノイズに強く、高速で遠くまで届く
これらを知っているだけで、光通信のニュースやカタログがぐっと読みやすくなるはずです。
